競艇は、観戦しているだけでももちろん楽しめますが、舟券を買ってこそ本当の面白さが分かるスポーツと言えます。舟券が的中した瞬間の興奮は言葉にはできないものがあり、そういった意味で、やはり勝ってこそ楽しいのが競艇だと実感できるでしょう。ここでは、舟券の種類と買い方、最後には勝つためのコツについても触れていきますので、最後までお楽しみください。
■まず「舟券」について押さえよう
舟券とは「勝舟投票券」の略で、どのモーターボート(艇)が勝つかを当てるために買う券のことで、舟券を“買うこと“を”投票”と呼びます。実際に券売機で舟券を買うこと(投票すること)もあれば、ネット上で買うこともできます(この場合、実際に券を発行することはありません)。こちらについては、後ほど詳しくお話ししていきます。
では、舟券が分かったところで、さっそくその種類について解説していきましょう!
舟券の種類と当たる確率
舟券の種類は競馬などの他公営競技と同じように幾つかの種類があります。競艇では「単勝、複勝、2連複、2連単、拡連複、3連複、3連単」の7種類が存在します。
競艇は原則6艇でのレースになるということを念頭に、的中確率と一緒に見ていきましょう。
※説明するより表にした方が分かりやすいので、以下にまとめてみました
こう見てみると、一番当てる難易度が高い3連単でも120分の1という数字。確率に直すと0.8%です。10通り買えば8%となり、何となく当たりそうな気がしてきませんか?
■「投票」方法と購入
舟券の種類が分かった後は、実際に舟券を購入したいですよね?ここでは、まずどういった買い方(投票方法)があるのかを解説していきます。
投票方法
投票には大きく分けて2つの方法があります。一つは、実際に競艇場(他にも「ボートピア」「ミニボートピア」「オラレ」などの場外発売所)に行って、現地にある自動発払機で購入する方法(マークシート投票)。もう一つは自身のスマホやパソコン等の端末を使いオンライン上で購入する方法(インターネット投票)です。
※電話をかけることにより、アナウンスに従って投票を行う「電話投票」という形もありますが、通話料金がかかる点(ナビダイヤル)や、投票に時間がかかる点など、現在ではデメリットが多いためここでは割愛いたします
マークシート投票
センター試験でもおなじみのマークシート。競艇では、テストではなく舟券購入で使用します。
レース場のいたるところにマークシートが置いてあるので、その中の1枚を手に取り、自分の予想した艇の番号を塗りつぶしていきます。
ただし!ここでさっそく、注意点があります。このマークシートですが3種類あります。その3種類とは「通常の投票カード」、「ながし・ボックス投票カード」、「フォーメーション・ボックス投票カード」です。予想の仕方により、どのマークシートにするか選ばなければなりません。とはいっても、3枚共に共通する部分もあるため、まずはその共通する項目を見た後に、3種類それぞれの特徴を紹介していきます。
共通記入事項
1R~12Rのうち、該当のレース数(第何レースか)をマークします。
買いたい舟券の種類(2連単や3連単など)を選びます。
3連単「3-2-1」であれば、1着に3、2着に2、3着に1とマークします。
2000円購入する場合は、金額に2を、単位に千をマークします。
記入を間違えた場合は、該当の取消部分をマークします。
次は、それぞれのマークシートの特徴と記入方法をご紹介していきます。
①通常の投票カード
流したり、ボックスで購入したりすることがない場合や、買い目が少ない場合などで使われます。
②ながし・ボックス投票カード
・ながし 1着になりそうな1艇を固定し、2着、3着を任意に選ぶ際に使います。通常のカードでは何か所も塗る必要があり面倒ですが、このカードなら簡単に済みます。
・ボックス 選んだ艇を全通り、選んだ式別で買ってくれる機能です。例えば、1.2.3号艇を3連単ボックスで購入する場合は「1-2-3,1-3-2,2-1-3,2-3-1,3-1-2,3-2-1」と、3艇全てを絡めた3連単を全て一気に購入できます。このように、全6通りで狙う際に使う買い方です。
③フォーメーション・ボックス投票カード
・フォーメーション 例えば3連単の場合、1着、2着、3着それぞれの順位に任意の番号を予想できる買い方です。(1着に1号艇と2号艇、2着に1号艇と2号艇と3号艇、3着に全通り、といった感じ)
・ボックス 先程の「ながし・ボックス投票カード」で説明したボックスと同じものです。
選んだ艇を全通り、選んだ式別で買ってくれる機能です。例えば、1.2.3号艇を3連単ボックスで購入する場合は「1-2-3,1-3-2,2-1-3,2-3-1,3-1-2,3-2-1」と、3艇全てを絡めた3連単を全て一気に購入できます。このように、全6通りで狙う際に使う買い方です。
※②と③いずれもボックス購入が出来るようになっています
投票時の注意点
「単勝と複勝と拡連複」は、マークシートで購入することが出来ません。それだけ買う人が非常に少ないということでしょう。どうしても買いたいときには、レース場や場外施設に専用窓口があるので、そこで購入することになります。ただし、インターネット投票の「テレボート」では簡単に購入できます。
※単勝と複勝と拡連複はよほどの理由がない限りは、買うことをお勧めしません。仮に当たってもオッズが非常に低く、的中率が相当高くなければ儲けることが出来ないからです。
また、特に忘れたり間違えやすいのが「競艇場名」と「レース番号」です。自動発払機に入れる前に必ず確認しましょう!慣れないうちは買い目を塗る前に、先に塗ってしまうといいですね!
自動発払機での舟券の買い方(投票の方法)
さて、レース場や場外施設に行って予想をし、マークシートも塗り終わったら、早速購入です。場内には有人窓口もありますが、殆んどが自動で購入や払い戻しが出来る自動発払機になっています。初心者の場合、最初はなかなか使い方が分からないと思いますので、わからない場合は、近くの係員に聞き、間違いのないように舟券を購入しましょう。
また、舟券の購入には、締め切り時間があり、だいたい各レース開始の5~10分前となっていますので、最初は少し時間に余裕をもって自動発払機に向かいましょう。
なお、「係員にはなかなか聞きにくい・・・」という方のために、簡単ではありますが操作方法をご紹介しておきます!
まず最初にお金を投入します(紙幣でも硬貨でもOK)。最初はまずボタンを探しがちですが、機械の前に立ったら“とにもかくにも“お金を入れましょう!
すると中央のモニターに入れた金額が表示されます。金額を確認したらマークシートを投入!投票内容(自分がシートにマークした内容)がモニターに表示されます。もし記載漏れや間違いがあった場合は音声やモニターで知らせてくれるので、ここで訂正が出来ます。投票内容に間違いがなければ「発行」ボタンを押し舟券発行が出来ます。受け取り口は左上ですから取り忘れのないように! そして、お釣りのある時は「清算」ボタンを押してお釣りを受け取ります。これも忘れないようにしましょう。
インターネット投票
続いては投票の種類の2つ目、自身のスマートホンやパソコン等の端末を使いオンライン上で購入する方法(いわゆるインターネット投票)を説明していきます。
この方法ならば、自宅にいながらでも購入出来てしまうのでとても便利です。インターネット投票をするには、BOATRACE振興会が提供している『テレボート』というサービスを利用します。指定銀行の専用口座を作り(もともと持っていればその口座を利用できます)、テレボートに会員登録すれば、いつでもどこでも舟券の購入が出来るようになります。
テレボートの申し込みは、専用の銀行口座があれば簡単です。既に競馬などで使っている口座があれば直ぐに会員登録が出来ます(購入する際に加入者番号や暗証番号、認証用パスワードが必要ですので、忘れない様にしましょう)。購入方法はスマホ操作で非常に簡単なので、初心者にもお勧めです。フォーメーションやボックスで購入する際には、マークシートと違い購入点数が画面に表示されるのでとても便利です。ただし、ついつい買いすぎてしまうのでその点だけは要注意です。
■「勝つため」の舟券購入のコツ
ここからは、どうしたら儲かるか?という点にスポットを当ててお話しします。
たくさんの舟券を買えば、当たる確率は上がりますが無駄も多く、たとえ当たっても儲けが少なくなったり、時にはマイナスになってしまうこともあります。このように、当たってはいるのに点数を買いすぎて結果的にマイナスになってしまうことを業界用語で「トリガミ」と言います。例えトリガミになっても当たらないよりはいい、と言う人もいますが、儲かってこその競艇です。そこであなたが、トリガミにならない買い方のコツをお話します。
企画レースで二連単、三連単を狙う
先ず、競艇で儲けたいと思うならば企画レースを狙うのがおすすめです。
※企画レースとは、番組編成(レースの構成)方法に特定のルールや縛りがあるレースの事です。これにより競艇ファンにとっては通常のレースに比べて予想しやすくなります。たとえば、艇番と同じコースからスタートしなければならない「進入固定レース」で、1号艇にはA級選手がいるというようなレースです。
企画レースのように1号艇に有力選手がいて、1着になりそうな艇がほぼ決まっているようなレースが競艇初心者にとっては非常に狙い目です。こういったレースで2連単や3連単といった舟券を購入します。初心者の場合は特に二連単がお勧めです。1着に来る艇がほぼ決まっていれば2着を選べばいいだけですから、3点までに絞って舟券を買いましょう(例えば1-2,1-3,1-4など)。3点ならばトリガミになることもまずないハズです。
コツを掴んできたら、次は3連単を狙ってみましょう!
フォーメーションを効果的に使う
競艇では1号艇が一番インの1コースになることがほとんどで、1コースの勝率は競艇場によって少し変わりますが、ほぼ50%の確率です。そういったことから、レース前には1コースが勝てそうかを先ず考えます。特に初心者の場合は1号艇にどのような選手が入っているか先ず見て、A1やA2級の選手が入っていれば1号艇を1着にした予想が無難です。ただし、そのようなレースばかりではないので、1着に来そうな本命が2艇あるような時は1着を2艇に固定したフォーメーションにすると当たりやすくなります。
購入点数を絞る
簡単に前述しましたが、購入点数を極力絞ることも非常に重要です。初心者は二連単がお勧めと書きましたが、その場合中心とする軸が1艇ならば3点、2艇ならば6点くらいに絞ると良いです。また、三連単を狙う場合は「1艇-1艇-全艇」の4点、「1艇-全艇-1艇」の4点に絞るといいでしょう。
更に、本命1艇と対抗(本命の次に来そうな艇)が2艇いる時は「1艇-2艇-全艇」の8点買いがいいでしょう。また、本命が2艇いる時は「2艇-全艇-2艇」の8点買いがお勧めです。そして本命が3艇の場合は3艇のボックスがいいでしょう。このようにトリガミにならない様に点数を絞って買うことが肝心です。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、入門編として「まず初心者が覚えるべき舟券の種類と買い方」をご紹介しました。舟券の購入自体は非常に簡単で、1回行えば、難なく出来てしまうと思います。大事なのはそこから、どのようにして舟券を買うかというところです。最後の章でお話しした「勝つためのコツ」を参考にして、少しずつチェレンジして頂ければと思います。
最近ではオンラインで簡単に舟券が買えてしまうため、競艇場に行く機会もあまりないかもしれませんが、たまには土日などを利用して競艇仲間と楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?