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競艇のレースって一体何種類ある?2020年07月08日
競艇は365日、全国の競艇場で様々なレースが開催されています。レースの中には、実力上位の限られたレーサーしか出場できないグレードの高いものから、下位のレーサーや新人でも出られる「一般戦」といわれるレースまで多岐に渡ります。
今回は、そんな様々な種類があるレースを競艇初心者でも分かりやすくグレード別に解説をしていきます。レースの種類を知ることにより、競艇をより深いレベルで理解していきましょう!

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■グレード別にみる競艇

競艇は、グレードが高い順からSG(スペシャルグレード)、G1、G2、G3、一般戦の5段階に分かれています。2014年からは、G1レースの中でも特に格上のレース5つがPG1(プレミアムG1)として指定され、差別化されました。そのため、厳密には6段階と言った方がいいかもしれません。ではさっそく、それぞれについて解説していきます。

SG

SGレースは年間8回開催されます。出場資格は前回の優勝者など成績上位のレーサーに限られています。グレード制度導入前は、鳳凰賞競走(総理大臣杯競走)、全日本レーサー権競走、全国地区対抗競走(後の笹川賞競走)、モーターボート記念競走を「4大特別競走」と呼んでいましたが、その後に新設された賞金王決定戦を加えて今は「5大SG競走」と呼んでいます。こちらの出場レーサーはA1級がほとんどですが、A1級でなくても出場できるレースもあります。ちなみに、この5大SG競走すべてに勝利すると「GRANDE(グランデ)5」という称号を獲得することが出来ます。また、初めてGRANDE5を達成したボートレーサーに、3億円相当のインゴット(金塊)が贈呈されます。しかし、達成者は2020年7月現在まで不在。この不可能に近い壁を超えることが出来るレーサーは現れるのだろうか・・・
さて、気を取り直して、ここからはSGレースのそれぞれの特徴を簡単に見ていきましょう!
鳳凰賞競争(旧:総理大臣杯)
通称:ボートレースクラシック
3月に開催される5大SG競走初戦。優勝賞金は3900万円。出場資格は前年の優勝者や賞金王決定レースの優勝戦出場者、SG、G1、G2の優賞回数の上位などで、A1レーサーでなくても出場できます。最近はSGナイターが多い中、唯一昼間に開催されているSG競争です。
日本モーターボート競走会会長杯 笹川賞競走(旧:オールスター競走)
通称:ボートレースオールスター
5月に開催される5大SG競走第2戦。優勝賞金は3900万円。オールスターと言われているように、ファン投票で上位のレーサーが選出されます。他に前回優勝者、前年の賞金王決定レース優勝戦出場者、同年総理大臣杯優勝者、選考委員会によって選ばれます。
グランドチャンピオン決定戦競走 
通称:グラチャン
6月に開催、優勝賞金3300万円。モーターボート競走法制定40周年を記念して創設された大会。出場資格は前回優勝者、賞金王決定レース優勝戦出場者、笹川賞優勝者のほか、年間SG優勝戦完走者や予選得点上位者が選ばれますので、SGの中のSGと言えます。
海の日記念オーシャンカップ競走 
通称:オーシャン
7月に開催、優勝賞金は3300万円。1996年に新しく国民の祝日に加わった「海の日」を記念して誕生したレースで、海の日に優勝戦が行われます。出場資格は前回優勝者、賞金王決定レース優勝戦出場者、同年のグランドチャンピオン決定戦競走の優勝者のほか、年間G1、G2の優勝戦着順点上位者。A1級でなくても出場可。
総務大臣杯争奪 モーターボート記念競走
通称:ボートレースメモリアル
8月に開催される5大SG競走第3戦。優勝賞金3900万円。1955年(昭和30年)、4月6日を「競艇記念日」として定めたことを記念して開催したという背景があります。前回優勝者、賞金王決定レース優勝戦出場者、同年のオーシャンカップ優勝者のほか、開催競艇場施行者の希望レーサー、全国の競艇場から推薦されたレーサー各2名の46名が出場。
国土交通大臣旗争奪 全日本レーサー権競走
通称:ボートレースダービー
10月に開催される5大SG競走第4戦。優勝賞金3900万円。1953年に第1回が開催された、最も歴史のあるSGレース。前回優勝者、賞金王決定レース優勝戦出場者、同年モーターボート記念競走優勝者のほか、年間勝率上位者が選ばれます。
チャレンジカップ競走 (旧:競艇王チャレンジカップ競走)
11月に開催、優勝賞金3300万円。2014年の第17回大会から「G2レディースチャレンジカップ」と並行開催しています。同年1月1日から10月31日までの年間獲得賞金ランキングの上位32名。A1級でなくても出場可能。
賞金王シリーズ戦
通称:グランプリシリーズ戦
シリーズの優賞賞金は1700万円。出場資格は同年1月1日からチャレンジカップの優勝戦終了までの年間獲得賞金ランキングの19位から66位までのレーサー。
賞金王決定戦
通称:ボートレースグランプリ
12月に開催される5大SG競走最終戦。賞金王シリーズとの2部構成。優勝者にはなんと競艇レース最高額の「賞金1億円」。資格はチャレンジカップの優勝戦終了までの年間獲得賞金ランキングの上位18名。A1級でなくても出場可能。ボートレース界の日本シリーズとも言われている。

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PG1

プレミアムG1、いわゆるPG1は、SGに準ずる規模の全国発売G1レースであることから、他のG1より格上のレースとして特に5レースが設定されています。
名人戦(旧:競艇名人戦競走)
通称:マスターズチャンピオン
4月に開催、優勝賞金1100万円。級別に関係なく45歳以上のレーサーの中から選出されます。前回優勝者、マスターズリーグ優勝者、施行者推薦2名のほかは、年間勝率上位者が選出され、全52名が出場します。なお、優勝者は翌年のボートレースクラシックの優先出走権が与えられます。
女子王座決定戦(旧:JAL女子王座決定戦)
通称:レディースチャンピオン
8月に開催、優勝賞金1000万円。後ほど紹介しますクイーンズクライマックスと同様に、女子レーサー限定の競走としては最高峰に位置づけられます。前回優勝者、オールレディース優勝者のほか、等級、年数に関係なく年間勝率上位レーサーが出場できます。勝者にはボートレースクラシックへの優先出場権が与えられます。
ヤングダービー競争 (前身:新鋭王座決定戦競走)
9月に開催、優勝賞金1000万円。新鋭王座決定戦競走をリニューアルし、デビュー6年未満の規定を変更、性別・等級を問わず30歳未満のレーサーが対象。前回優勝者、イースタン・ウェスタンヤングの優勝者各1名のほかは年間勝率の上位者が選ばれます。
ボートレースバトルチャンピオントーナメント 
通称:BBCトーナメント
11月に開催、優勝賞金1100万円。2019年に新設され、出場レーサー48名による4日間のトーナメントレース。前年の優勝者、ファン感謝3Daysバトルトーナメントの優勝者、11月までのSG優勝者7名、PG1の優勝者3名のほか、そのレースの斡旋時各上位15名の中で勝率上位のレーサーが選ばれます。
賞金女王決定戦
通称:クイーンズクライマックス
12月に開催される女子の賞金王シリーズで、賞金女王決定戦は獲得賞金の上位12名が出場できます。優勝賞金は1500万円。それ以下のレーサー42名は賞金女王シリーズ戦に出場し、優勝賞金は100万円。賞金女王決定戦は3日間のトライアル(いわゆる予選相当の競走)3レースが行われ、最終日が決勝戦です。
ここまで、SG、PG1と各レースの簡単な情報を記載してきました。G1レースからはより簡易的に各レース情報を確認していきましょう。

G1

G1レースは、SGほど出場条件は厳しくなく、全国から精鋭の集まるSGに比べ、地元のレーサーが多く斡旋されるのが特徴です。大まかに4つのG1に大別することが出来ます。
開設記念競走
各競艇場の周年記念競走として年に一回開催されるレース。優勝賞金1000万円。
ダイヤモンドカップ競走
施設のリニューアルなどを記念して随時開催されるレース。優勝賞金800万円。
高松宮記念特別競走
住之江競艇場で周年記念競走と同格で毎年9月に行われるレース。優勝賞金800万円。
地区レーサー権競走
通称:地区ダービー
全国6地区で開催されるレース。優勝賞金450万円。

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G2

G2レースは、6競走が指定されており、いずれもトライアルの要素があります。
レディースオールスター競走(毎年2月~3月開催)
2017年新設された、女子のオールスター戦。賞金女王決定戦の優先出走権が与えられます。
全国ボートレース甲子園(7月)
各都道府県から勝率上位の1名選ばれます。(2019年新設)
モーターボート誕生祭競走(ボートレース大村)
A1レーサーのボートレース生誕の地での戦い。
秩父宮妃記念杯競走(ボートレースびわこ)
周年記念競走と別に独立して開催。
レディースチャレンジカップ競走(11月)
レディースクライマックス選考のトライアル戦。
モーターボート大賞競走(随時)
年度内にSG・全国発売GIなど、持ち回り開催のレースが行われないレース場で開催。オーシャンカップや鳳凰賞の参考レース。

G3

オールレディース競走
ヴィーナスシリーズの開催に関係なく、各場ごとに毎年度1回開催。優勝者に レディースチャンピオンの優先出場権が与えられる。
賞金女王シリーズ戦
通称:クイーンズクライマックスシリーズ
優勝すると翌年の夏に開催されるクイーンズクライマックスへの優先出走権が与えられます。2015年からG3競走として開催しています。
マスターズリーグ競走
45歳以上のボートレーサーによるリーグ戦。優勝者は翌年度のマスターズチャンピオンへの優先出場権が与えられます。
企業杯競走
企業がスポンサーとなり、冠をつけたGIII競走。各場ごとに毎年度1回の冠レース
桐生:サッポロビールカップ
戸田:固定されていません
江戸川:アサヒビールカップ
平和島:キリンカップ
多摩川:サントリーカップ
浜名湖:SUZUKIスピードカップ・中日カップ
蒲郡:KIRIN CUP・中日カップ・名鉄バス杯・愛知バス杯
常滑:INAX杯とこなめ大賞・中日カップ
津:マキシーカップ(三重交通)
三国:スズキ・カープラザカップ
びわこ:キリンカップ
住之江:アサヒビールカップ
尼崎:FM OSAKA杯
鳴門:オロナミンCカップ
丸亀:JR四国ワープ杯
児島:シモデンカップ
宮島:固定されていません
徳山:大塚SOYJOYカップ
下関:長府製作所杯
若松:JR九州ビートル杯
芦屋:アサヒビールカップ
福岡:福岡ソフトバンクホークス杯
唐津:酒の聚楽太閤杯
大村:アサヒビール杯
イースタンヤング・ウエスタンヤング
30歳未満の若手レーサーが出場するレース。プレミアムGIのヤングダービーへのトライアルで東西同時期開催(年1回、6月開催)。

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一般戦

毎日どこかで必ず開催されていて、もっともグレードが低いレースです。しかし、一般戦といっても下位のレーサーばかりが出るわけでなく、地元のトップレーサーが斡旋されることも多く、普段は遠征で見ることの少ない地元A1レーサーを見ることもできます。また、フライング明けレーサーの復帰戦は一般戦と決まっているため、有力レーサーが参加することも少なくありません。一般戦には様々なレースが混在しているので、ここでは一部をピックアップしてご紹介します。
ヴィーナスシリーズ
オールレディース競走と別の女子リーグ戦。各場毎年度1回開催。登録16年未満の女子レーサーが出場可能でオーバーエイジ枠があります。
ルーキーシリーズ
基本登録6年未満まで出場可能で、オーバーエイジ枠もあります。各場毎年度1回。女子レーサーは基本的にヴィーナスシリーズやオールレディースに出場するため、ルーキーシリーズには男性レーサーが出場する場合が多い。
タイトル戦
スポーツ新聞や放送局などが主催するレース。様々な名称のレースが存在します。
ゴールデンウィーク・お盆・年末年始のレース
競艇業界では、連休や年末年始などはイベント期間に入るケースが多いです。こういった期間には、様々な工夫を凝らしたレース(例えば、普段一般戦に出場しない地元のトップレーサーが斡旋されるなど)が開催されるので、競艇初心者からベテランファンまで幅広くレースを楽しむことが出来ます。
ダブル優勝戦(東西、男女、AB級等)
男女や級別(A級とB級)など、2つの部門に分かれてレースを行います。そのため、1節で2人の優勝者が出ることになります。
その他、ノンタイトルの一般競争など様々なレースがあります。

まとめ

ここまでレースの種類について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?人気レーサーが多数集結するSGやG1などのビッグタイトルに正直最初は目がいきがちだと思います。当然そういう方が多いと思いますが、舟券予想という観点から考えると、地元の有力レーサーが必ず出る一般戦が実はお勧めです。なぜなら一般戦の場合、番組作りで1コースの勝ちそうなレース、つまり舟券が予想しやすいレースを必ず用意してくれています。そしてこういった一般戦は、1年365日どこかで必ず開催しています。1コースがA1レーサー、後は全てB級レーサーのようなレースを狙って、まずは「舟券を当てる」という感覚をつかむといいと思います。「先ずは1勝」これが鉄則です!